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英和辞典のキホン1~単語の重要度を確認しよう

生徒の皆さんは、分からない単語があった時に辞書を引いていますか。ネット検索する人もいるでしょうし、それで事足りる場合も多いと思います。しかし、それでも辞書を引くことに意味があるのは、辞書は、学ぶための様々なヒントも合わせて教えてくれるからです。

特に、英語には日本語と異なるルールや、知っておくべき背景知識があります。英和辞典にはそのルールや知識が簡潔に記載されているのですが、基本的な文法知識や、辞書特有の表記方法を知らないと読み取ることができません。本記事で、英和辞典を読む際のキホンを押さえておきましょう。


日常の英会話であれば、2,000単語でカバーできる!?

英単語は100万語以上あるそうですが、日常的な会話の約7割は100の単語でカバーでき、2,000語あれば9割カバーできるともされています。分からない単語に出会ったときに、その単語が(英語学習においては)どれくらい重要な単語かを予め知ることができれば、効率良く英語を学べるはずです。

単語の重要度は様々な定義がありますが、英語学習でおススメなのは「CEFR」に基づく定義です。CEFRは国際的な英語能力の到達度指標ですが、Brain+で提供している辞書では、エースクラウン英和辞典、ジーニアス英和辞典、CALD(Cambridge Advanced Learner’s Dictionary (4th ed)) 、OALD(Oxford Advanced Learner’s Dictionary (10th))が、CEFR基準による難易度を単語ごとに掲示しています。

CEFRは、A1⇒A2⇒B1⇒B2⇒C1⇒C2の順に習得の難易度が上がりますが、生徒の皆さんが注目すべきは、A1、A2、B1です。

CEFRの基準 ※参考:cefr-j.org

CEFR A1とA2には合わせて2,500語が含まれていて、話し言葉の9割をカバーできるため、中学校卒業までに覚えるべき単語とされています。またCEFR B1は更に2,500語を含み、A1、A2と合わせて5,000語をカバーできます。高校卒業時に習得を目指す英単語はこのB1までを含む5,000語とされています。

生徒の皆さんはA1、A2の単語を完璧に覚えつつ、B1の単語を増やしていきましょう。

ジーニアス英和辞典における、単語の難易度の表示例

では、実際に、ジーニアス英和辞典ではどのように単語の重要度が表記されているかを、explainという単語を例に見てみましょう。品詞の横に記載されている【A2】が、CEFR(正確にはCEFR-J)基準です。A2なので、explainは中学生なら覚えるべき単語であり、重要な単語といえます。

出典:ジーニアス英和辞典 第6版

また重要な単語ほど、様々な意味を持つ多義語であることも多く、訳を考える上で悩むことも多いのではないでしょうか。基本的には先に説明されている訳の方が、使われる頻度が高いと考えてください。explainの例でいえば、①説明する、②弁明(釈明)する、③~の説明となる、の順に説明されていますので、日本語訳を考える際には、①から順に訳に当てはめていくようにしましょう。

ところで、CEFRの基準以外にも、英和辞典では独自に重要度を定義していることが多くあります。例えば、ジーニアス英和辞典では、見出し語の左にある★印の有無で重要語を示しています

★★★:中学学習語。特に使用頻度の高い語(1,500語)
★★:高校学習語。3,500語
★:大学・社会人に必要な語。5,000語
†:★1つに準じる語。7,000語

出典:ジーニアス英和辞典 第6版

このように、各単語の重要度は辞書を調べることで知ることができますが、Brain+Web版の「読解アシスト」機能には、英文全体のCEFR基準(難易度)を調べる機能があります。英語を効率よく学習するには、自分のレベルにあわせた英文を読むことが大切です。また、英文に含まれる各単語のCEFR基準も色分けで瞬時に表示できますので、ぜひ一度試してみてください。
※読解アシスト機能については、こちらの記事も参考にしてください。

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