英和辞典のキホン2~単語の品詞を確認しよう

生徒の皆さんは、分からない単語があった時に辞書を引いていますか。ネット検索する人もいるでしょうし、それで事足りる場合も多いと思います。しかし、それでも辞書を引くことに意味があるのは、辞書は、学ぶための様々なヒントも合わせて教えてくれるからです。
特に、英語には日本語と異なるルールや、知っておくべき背景知識があります。英和辞典にはそのルールや知識が簡潔に記載されているのですが、基本的な文法知識や、辞書特有の表記方法を知らないと読み取ることができません。本記事で、英和辞典を読む際のキホンを押さえておきましょう。
辞書には省略語がいっぱい!?
英語に限りませんが、文章を理解する際の基本は、その文章の主語と述語を把握することです。そのためには、例えば、主語になるのは名詞(代名詞)、述語になるのは動詞、のような品詞との関係があり、品詞のルールを踏まえると、文章をより効率よく理解できるようになります。
辞書には、もちろん品詞の情報が記載されていますが、更に、名詞の場合であれば、可算名詞か不可算名詞か、動詞であれば、自動詞なのか他動詞なのか、形容詞であれば限定用法なのか叙述用法なのか、、など様々なルールを合わせて教えてくれます。
ただし、多くの英和辞典では記載スペースを有効活用するために、品詞を1文字に略して表現しています。Brain+でも同様に省略して記載していますので、下記を辞書特有な表現として覚えておきましょう。
- 動詞=【動】
- 名詞=【名】
- 形容詞=【形】
- 副詞=【副】
- 前置詞=【前】
- 助動詞=【助】
- 代名詞=【代】
- 冠詞=【冠】
- 間投詞=【間】
- 接続詞=【接】
また動詞において見極めが重要なのが、自動詞=【自】、他動詞=【他】です。同じく、名詞においては、可算名詞=countable(数えられる)=【C】、不可算名詞=uncountable(数えられない)=【U】の違いにも注意してください。
なおこれらの省略語は、英和辞典ではほぼ共通の表現として使われていますが、省略記号に迷った場合は、辞書の付録に「記号の説明」があるので、確認してみてください。
一方で、単語と品詞情報は1対1で紐づけられないのが、英語に限らず言語習得上の難しいところです。文脈や状況に応じて、品詞が変わり、意味まで変わることがあります。また、自動詞か他動詞か、可算名詞か不可算名詞かも変わる場合があり、どのような前置詞と一緒に使うべきかが決まっている場合もあります。
英和辞典では、品詞情報とともに例文を挙げて、注意すべき点を示唆してくれるのが良いところです。
ジーニアス英和辞典における、品詞情報の表示例
では、実際に、ジーニアス英和辞典ではどんな示唆が与えられているかを見てみましょう。

【動】-【他】語義1、語義2、語義3、、のように、品詞情報とその関連情報を提示した上で、その語義が順に記載されています。また、ジーニアス英和辞典では、重要語は先頭に「語義インデックス」と呼ばれる、語義のまとめが記載されていますが、ここにも品詞情報が表示されています。ちなみに、Brain+では語義インデックスは、目次リンクになっており、タップするとその語訳にジャンプしますので、記載されている例文やその訳も確認しながら、品詞による違いを確認してみてください。
また、名詞の場合の例も見てみましょう。

英語の不可算名詞は「数えられない」名詞ですが、日本語のイメージと異なる場合があり、cattle(牛)もその例の1つです。ジーニ/アス英和辞典では、牛を集合的に数える場合にcattleと言い、不可算名詞となるため、a cattleもcattlesも間違いだと示唆してくれています。冒頭に書いてある原義の欄に「元々は財産という意味で、牛は財産の一部だった」とあるのも学びのヒントですね。財産(property)も不可算名詞です。
ところで、Brain+Web版の「読解アシスト」機能には、英文に含まれる各単語の品詞情報や、主語、述語などの構文情報を簡単に表示できる機能があります。文章を読解する際に役立ちますので、ぜひ一度試してみてください。
※読解アシスト機能については、こちらの記事も参考にしてください。